急にあつくなってきましたね。これからジャガイモたちがぐんぐんそだつ夏がやってきます。でも季節のかわり目のせいか先週ちょっと体調を崩してしまいました。やっぱりそういう時は水分と栄養をしっかりとって、安静にしているに限りますね。そういえば、ジャガイモも水や養分をとることは以前のコラムにあったような、、、そうです、それは土の中にもぐっている「根」、今回はジャガイモの根のコラムです。

・土の中の力持ち
普段は土の中にいて、収かくの時にしか姿を見せず、せっせと水や養分を運んで、茎や葉、そしておいしいジャガイモを育てます。となりでは育てたジャガイモに大きな顔をされながら地上の茎がたおれないように体をのばしてしっかり土をつかんで支えます。えんの下の力持ちならぬ、土の中の力持ち、それが「根」です。これまでのコラムにもあるように、葉ではでんぷんが作られて、茎を通り道にして土まで運ばれて、さらに茎の一部であるジャガイモは育っていきます。でも待ってください、そのでんぷんを作るためには必ず水が必要ですし、葉や茎が育っていくためには土の中の養分が必要です。おいしいジャガイモの主役はもちろんでんぷんがたっぷりつまった茎であるジャガイモですが、根だって絶対に欠かせない名わき役なのです。



・根はどこから生える
植えつけをされた皆さんは芽だしをされたと思いますが、その時根はどのようになっていたかおぼえていますか?タネイモからと思われがちですがよーく見ると違います。とはいってもどのような様子だったかはっきりとは思い出せませんよね。でもラッキーなことに(?) 先日、台所のかたすみで芽をのばし放題になっているジャガイモを発見しました。

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【写真:目がのびたきたあかり】

のびまくっている芽のつけねのほうに、プチプチとでっぱっているものが見えます。実は、これが、ジャガイモの根なんです。芽は上を向き、根は横に広がっていく、土から生えたときに効率よく日光や水分、栄養をとれるように、根や茎や葉はそれぞれの役目にふさわしいほうに成長していくんですね。

・ジャガイモシストセンチュウ?
このようにして生長していく根ですが、弱点があります。それは、やわらかいこと。土の中でいきおいよく広がり、効率よく水分などを吸収するためには仕方のないことですが、それをねらっている生き物がいます。それが、ジャガイモシストセンチュウです。これは、シストという状態で土の中で何年もジャガイモがあらわれるのをまちつづけ、ジャガイモが来たら根から侵入し、ジャガイモの栄養をうばってからしてしまう天敵です。そしてジャガイモシストセンチュウはまたシストを作って次のジャガイモをまちます。しゅうねん深い虫なので簡単なたいしょ法はなく、さまざまな方法をくみあわせて根気よく退治していくしかないそうです。土にうえて、ひりょうをあげたらおいしいジャガイモのできあがり、というわけにはなかなかいかないのですね。

このように今日もジャガイモたちはがんばって育っています。また、農家の人たちはジャガイモにいじょうがないか確認したり、りっぱにそだつよう土寄せをしたりしてジャガイモたちをサポートしてくださってます。愛情たっぷり栄養たっぷりのおいしいジャガイモが育ちますように。山木さん、よろしくおねがいします!

まだまだ続くガイモコラム、次回をおたのしみに。

(文・島田宝宜)